かつての上司とのエピソードです。
1年目の時、私は仕事を辞めたくて仕方がありませんでした。
勝手にお店を休んだり、トイレに閉じこもったり、「勉強会には参加しない!」と騒いだり、
今では考えられないくらいマズイことをしていました。
そんな中、上司と話をする事になりました。
その時の会話が、私が美容師を辞めなかった理由になりました。
上司は「この仕事は誰かに決めてもらった仕事か?親が決めたか?」と言いました。
それを聞いてハッとしました。
「美容師は自分で決めた仕事だ。
自分がやりたくてたくさん悩んで決めた仕事を簡単に辞める訳にはいかない。」
と気持ちが切り替わり、続けることを自分で選びました。
この問いかけがなかったら、いろいろな理由をつけてとっくに美容師を辞めていたと思います。
やる気がなかった私を見捨てずに、初心を思い出す言葉をかけてくれた
上司には感謝しきれません。
当時の先輩方には大変ご迷惑をお掛けしましたが、
今は美容師を続けていてよかったと心から思っています。
自分に関わってくださった上司、先輩、後輩に恩返しができるよう、
これからも美容師として頑張っていきたいです。